ブレーキキャリパー

ブレーキキャリパー 足回り関連

こんにちは。Mechanic Lifeです。

今回はブレーキシリーズでまだ紹介していなかったブレーキキャリパーとなります。
キャリパーで思いつくものはどのようなものがありますか?

ブレーキキャリパーとは

キャリパーとは、ディスクブレーキの装置のうちの一つでディスクブレーキパッドが装着されている装置のことです。

ブレーキが掛かるのには、ブレーキキャリパー内にあるディスクブレーキパッドをホイールに取り付けられているディスクローターという円形状の鉄板を両側から挟み込むことよりことによりブレーキが掛かる仕組みとなっています。

ブレーキキャリパーはブレーキマスターシリンダーより送られてきた圧力をブレーキホースを介してブレーキキャリパーに圧力が伝わってきます。
圧力をかけることによりブレーキキャリパー内にあるピストンが押しだされブレーキパッドを押し出しディスクローターに押し付けて制動します。

ブレーキキャリパー種類

一般的なキャリパー

一般的なブレーキキャリパーはアクスルシャフトに対して平行に取り付けられています。

スラストキャリパー

一般的なキャリパーの種

  • 1PT
  • 2PT
  • 4PT
  • 6PT

上記のようなものが代表的です。

一般的なキャリパーは片押しピストン対抗ピストンの二種類に大きく分けることができます。

1PT及び2PT小排気量のバイクに使用されていることが多く片押し式のピストンが採用されております。

4PT6PT中排気量や大排気量などに使用されていることが多く、対抗型のピストンが採用されています。

片押しピストンは対抗ピストンと比べると制動力は劣りますがコストも安く取り付けスペースは小範囲で済むので取り扱いには良いと思います。
車重が軽いことが条件ですが片押しピストンのブレーキでも問題なく効きます。

対抗ピストンは片押しピストンに比べて制動力が良いです。但し、コストが高いのや取り付けスペースは必要になります。
ホイール側のスペースがないと取り付けは厳しくなります。

ラジアルマウントキャリパー

ラジアルマスターシリンダーは一般的なキャリパーとは違ってアクスルシャフトに対して放射状に取り付けられています。

ラジアルキャリパー

ラジアルマウントキャリパーの種

  • 4PT
  • 6PT

ラジアルマウントキャリパーは、社外部品のブレーキメーカーによく使用されています。
BremboNissin .etcのメーカーが多く使用されています。

ラジアルマウントキャリパー

ラジアルマウントキャリパーは見てわかるように、アクスルシャフトに対してラジアル方向(垂直)に取り付けられていることが特徴です。
キャリパーサポートがラジアル方向のおかげで、ねじれづらいという特性があります。
ディスクローター系を大きくした場合サポートにスペーサーを入れるだけで完結します。
ブレーキキャリパーの剛性が高くなる分、ブレーキフィールの向上します。一般的なキャリパー

ブレーキキャリパー オーバーホール

ブレーキキャリパーも定期的にオーバーホールする必要があります。
キャリパー本体にはピストンオイルシール及びダストシールが装着されています。
ブレーキキャリパーブレーキマスターシリンダーと同じようにブレーキフルードが入っておりますので水分を吸収しやすい性質ですのでピストンやオイルシール及びダストシールが劣化してきます。

ブレーキキャリパーの種類によってピストンやシールの個数が勿論ですが異なります。
純正部品は車種などから割り出せばすぐにわかりますが、社外部品などはそれぞれのメーカーなどから販売されています。
ピストンやシール類が分かれている場合は注意が必要です。

まとめ

ブレーキキャリパーには、一般的なキャリパーとラジアルマウントキャリパーに大きく分けることができます。
ブレーキキャリパーの種類も、片押し型対抗型があり、
ブレーキキャリパーのピストンの種類も、[1PT・2PT・4PT・6PT]のように分類することができます。

どれが良いとかは用途に合わせたブレーキキャリパーを選ぶと良いでしょう!
片押しのシングルよりは、対抗型の方が制動力は良いとは思いますが、取り付けにあたり加工が必要な場合があります。

ブレーキメーカーでも有名なブレーキキャリパーはブランド力だけではなく制動力やコントロール性も良いといえます。

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