こんにちは。Mechanic Lifeです。
バイクのブレーキの点検整備はしてますか?
ブレーキはバイクにとって大変重要な部品の一つになります。
今回はブレーキについてみていきます。
ブレーキの種類
バイクのブレーキの種類
- ディスクブレーキ
- ドラムブレーキ
ディスクブレーキ
ディスクブレーキとは、ホイールとともにお回転しているディスクローターという金属でできた円盤をパッドで挟み込んで制動させる仕組みになっています。
ドラムブレーキ
ドラムブレーキとは、ホイールに内蔵されたブレーキドラムにブレーキシューを押し付けて制動させる仕組みになっています。
ディスクブレーキのメンテナンス
今回はディスクブレーキについてみていきましょう
ディスクブレーキ操作方法は、ブレーキレバーやブレーキペダルを操作することによりブレーキフルードに圧力をかけて、キャリパーピストンを押してブレーキパッドでディスクローターを挟みブレーキをかけるというのが大まかな流れとなります。
バイクが動くたびにディスクブレーキの関連部品は仕事をしています。
ディスクブレーキも機械ですので、使いっぱなしでは壊れてきます。
それを防ぐのに定期的なメンテナンスが必要となります。
現在、問題なく効いているから大丈夫と思っていると大変危険です。
ブレーキフルードは最低でも定期点検毎に交換しておくと安心です。
定期点検とは、12ヶ月点検及び24ヶ月点検となります。
ディスクブレーキの各種点検
ディスクブレーキの主な点検箇所は下記のものが代表的です。
ブレーキフルード
ブレーキフルードをただのオイルと思っている方は大変危険です。
ブレーキフルードの主な成分は”ポリグリコールエーテル”という物質で、強力な毒性を持つ有機溶媒で剥離剤並みに刺激が強いです。
ブレーキフルードは水溶性ですので水にはよく溶けます。
水に溶けることにより酸化して劣化が進み茶色や黒色に濁ってきます。
劣化して行くとブレーキの効きも悪くなっていきます。
ブレーキマスターシリンダー
マスターシリンダーはブレーキレバ及びブレーキペダルを操作するとマスターシリンダー内のピストンを動かしブレーキフルードを押し出す役割をしています。
タンクはマスターシリンダーと一体型になったものと、別体になった物があります。
オイルシールやダストシールは定期的に交換をお勧めです。
マスターシリンダーのあたりからブレーキフルードが滲んでいたりする場合はオイルシール・ダストシール・ピストンを交換しましょう
ブレーキキャリパー
ブレーキキャリパーはブレーキパッドが装着されている装置となります。
マスターシリンダーから送られた油圧はブレーキホースを介してキャリパーに油圧をかけてブレーキパッドを動かす役割をしています。
ブレーキキャリパー内にもマスターシリンダーと同様にピストンやオイルシール及びダストシールがあります。
シール類はゴム製品ですので定期的に交換をお勧めしてます。
ブレーキパッドの動きが鈍い場合はO/Hが必要です。
ブレーキホース
ブレーキホースのメンテナンスは意外と忘れがちになりやすいですが、ブレーキ部品ですのでかなり重要です。
ノーマルホースの場合の殆どはゴム製品ですので、長年使用していると内部で劣化が進行して、マスターシリンダーの圧力が逃げてしまいかなり握らないと効かなくなる事があります。
握りしろが深い場合やマスターシリンダーやブレーキキャリパーをO/Hしたにも関わらず握りしろが深い場合は、ブレーキホースを疑っても良いと思います。
ブレーキホースについて詳しくは
まとめ
ディスクブレーキの効きが悪いと感じた場合は、メンテナンスを後回しにせず、早い目にブレーキ周りの点検をお勧めします。
ブレーキの部品は大きく分けると3つに分かれますが、それぞれバラしてしっかり点検しましょう。
ブレーキはバイクにとっても大変重要な部品ですので、異変を感じる前に定期点検をして楽しいバイクライフを送りましょう!
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