こんにちは。Mechanic Lifeです。
吸気系の装置がキャブレターからインジェクションに変わって、殆どのバイクがインジェクション仕様に変わりつつあります。
インジェクションも機械ですのでいつもの如く定期的なメンテナンスが必要です。
症状
インジェクションが出てきてから10年以上たち経ちました。
年数や走行距離が増えてくると、メンテナンスをしていなければ不具合が出てきます。
主な症状
- アイドリングが不安定
- 信号待ちなどでエンストする
などが主な症状となります。
アイドリングが不安定とは、エンジンは掛かるのですがアクセルを離すとエンジンが止まってしまい、少しアクセルを回しているとエンジンが切れないという症状があります。
普通に走っている時にはあまり症状が出ない感じですが、停止したりするとアイドリングが不安定だったりアイドリングがしなかったりすることが多いです。
原因
スロットルボディー及び吸気系
スロットルボディーに装着されているISCVや吸入空気の入口に開閉できるバタフライがあります。
ISCVがあるこよりアイドリングが行えるようになると思っておけばOKです。
ISCVのセンサーにゴミなどが付着したりすることによりセンサーが正常に反応し難くなるので誤作動を起こしてアイドリングが行えなくなります。
エンジンからの吹き返しによりアクセルの開度を調整するバタフライの周りが汚れていることでもISCVに影響を与えることがあります。
カーボン噛み
カーボン噛みは以前にもお話ししたように燃焼室で混合気の燃え滓が煤として残りバルブの間に噛み込んでしまうという現象です。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
対処方法
今回は、スロットルボディー及び吸気系についてしていきます。
ISCV
スロットルボディについているISCVのソレノイド系の点検を行い、劣化している場合やOリングなどが破断や変形している場合は交換が必要となります。
それ以外は洗浄で復活することが多いです。
洗浄するにあたりr注意が必要
現在ではケミカルを使い洗浄することが多いです。
以前は、エンジンコンディショナーやキャブレタークリーナーといったケミカルを使うことが一般的でしたがこちらのケミカルはセンサーが壊れたりすることが多く見られることもあり、現在では、スロットルバルブクリーナーを使用することが多いです。
スロットルバルブクリーナーを使用することで溶剤がセンサーに触れてセンサーが壊れるということが少なくなります。
エアークリーナーから噴霧するだけで洗浄ができるので部品の脱着の必要が入りません。
溶剤が気になる場合は、パーツクリーナーなどで洗い流すことも可能です。
スロットルバルブの調整
空気の吸入量などを操作するバタフライ式のバルブの調整をすることも必要な場合があります。
アイドリング時のスロットルバルブの位置を調整するスクリューのあたり面がすり減りアイドリングができないこともあります。
スロットルワイヤーがスロットルボディーに接続しているところにあります。
キャブレターのアイドリングスクリューと同じ働きをしてます。
まとめ
バイクの吸気系パーツがインジェクションに変更になっても日々のメンテナンスが必須です。
スロットルボディーやエアークリーナーといった吸気系部位品などの定期的な点検をすることによてトラブルを事前に防ぐことができます。
1年や2年に1回点検をしておられる方とされていない方とでは故障した時の破損の具合が異なることが多くその分出費も多くなる傾向があります。
スロットルボディーのメンテナンスする時の注意点は、キャブクリーナーやエンジンコンディショナーでも良いかもしれないですが、上記で申しておりましたように溶剤がセンサーを壊してしまう恐れがあるのでセンサーにも優しく汚れも落としてくれるスロットルバルブクリーナーを使用することお勧めします。
WAKO’Sさんの商品をお求めの場合はお近くの整備工場やWAKO’Sさんの幟などがあるショップでご相談してみてください。
アイドリングがしないとか不安定な場合はスロットルボディーなどの洗浄でなおることが多いです。
エアークリーナーのダクトから噴霧することができますので、作業的にも行いやすいと思います。
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