バッテリーの点検について

バッテリー点検 日常の仕事

こんにちは。Mechanic Lifeです。
バイクのバッテリーについてお話ができたらと思ってます。
バイクのバッテリーの調子は如何ですか?
日々、メンテナンスをしていて整備士が気になる部品の一つがバッテリーです。

バッテリーとは何か?

バッテリーとは何かと言われたらどのようなものを思い浮かべますか?
一般的には、”電気を蓄えておくもの“や”電気を水に例えると池“などを思い浮かべると思います。
もう少しわかりやすくいうと”電池“といった方がわかりやすいかと思います。

バッテリーの仕事とは

バイクのバッテリーは一体何時をしているのでしょうか?
ブレーキランプ,ウインカー,セルスターターなどは旧車でも排気量別でも必要ですね!
排気量によっても異なりますが、計器類の作動やバックライト, ヘッドライト類もバッテリーで駆動しております。
高年式のバイクになれば燃料ポンプECUアクセサリー関連もバッテリーで動いています。
高年式のバイクの方がバッテリーの容量が大きくなりバッテリーも大きくなっています。

バッテリーの寿命はいつ?

各バッテリーメーカーでは2~3年や3~4年とか色々言われますが、平均だとそのくらいかと思います。
中には5年以上使用していても何の問題もないというものもありますが、点検してみるとまともに動いているようで実際は劣化が始まっており交換時期に当てはまるバッテリーも多く存在しております。
バッテリーは冬の寒い時期にトラブルが多いと認識されている方が多いですが、実は夏の暑い時期も弱い事はご存知ですか?

何故バッテリーの不具合が起きるのか

バッテリー上がり” という言葉を聞いたことありますよね?それはバッテリーが弱っているときによく言います。
GSユアサさんのホームページによるとのバッテリーの推奨使用温度範囲は 0~40℃のようです。
人間と同じで暑さや寒さに弱いのがわかります。

冬にバッテリーが上がる

低温では本来の性能が発揮できません。
低音になる事により、バッテリー電圧の低下によりエンジンがかからない事があります。
寒さによってバッテリー内部の化学反応が弱まり、バッテリーそのものが寿命を迎えてしまうことはよくあります。
最近では、USBソケットやDCソケット, グリップヒーター, ETC車載器といった後付け電装品など電熱アイテムへの給電による消費電力の増加しているため、バッテリー電圧の低下がみうけられます。

夏にバッテリーが上がる

高温では劣化を促進させます。
気温が高温になる事によりバッテリー液の劣化を促進させてしまいます。
バッテリーは雨などに濡れないようになっているため、走行中に外気を受けて冷やすことが行いにくいからです。高温時に渋滞などに巻き込まれるとブレーキランプなどの消費電力の大きい部品などによりバッテリーが高熱になったり、エンジン付近にある場合はエンジンの熱から影響を受けてバッテリー内の液体温度が下がらないためです。

壊れたバッテリーを使い続けると

バイクのバッテリーや自動車のバッテリーは各アクセサリー部に電気を送るための電気をためておくための池やプールのようなものと思えばわかりやすいです。
しかし、電気を送るだけでは電気がなくなればバッテリーは意味がなくなりその都度交換をしなければなりません。その様なことでは不便ですので、バッテリーは充電する機能を持っています。

充電装置

エンジンが掛かれば充電をする機能があります。
電流は水の流れと同じ様に考えられますので、水圧は高いところから低いところへ流れるように、電圧も電圧の高いところから電圧の低いところへ流れます。
エンジンが掛かりクランクシャフトの回転を使用してフライホイールか回転してジェネレーターの充電装置より交流電流が作られます。(三相交流)
レクチファイア (レギュレータ)で清流にしてバッテリーに発電された電気を送ります。
バッテリーは12vですので、それよりも高い電圧で送ることでバッテリーは充電することができます。

レクチファイア (レギュレータ) とは

整流器のことで、交流を直流に変換するための電気部品です。
バッテリーは直流なのでレクチファイアで交流電流→直流電流に変換させます。

バッテリーが壊れると

バッテリーが壊れるとバッテリーの充電機能が行えなくなりバッテリー上がりという形になります。
初期症状としてはブレーキランプが点いた時やウインカーの点灯時に他の電気部品の電気が暗くなったり、冷間時(エンジンが冷えているとき) にセルモータの動きが重たい感じや力がないような感じで回るときは結構症状は進行しています。
誤解されがちなのが、何とかエンジンはかかり、買い物など行った際は問題なさそうにエンジンはかかるが、一度エンジンが冷えてしまうと上記のような症状が出た場合はバッテリ交換をお勧めします。
各アクセサリー部品は直流の12vで動くので12v以上の電流を流すと電球が切れてしまいます。
重症になると、電装部品が何もつかないことやエンジンがかかった状態で回転を上げると電圧が上がるのでかなり危険な状態になります。最近のバイクではエンジンがかからないようになってます。
それでも無理矢理にかけてしまうと電子部品が壊れて修理代がかなり高くなることがあります。
ECUやインジェクションなどは単体で数万円することもあります。
一番怖いのは過電流が流れた事により燃料(ガソリン) に引火する事です。

まとめ

バイクのバッテリーが上がる(壊れる) とエンジン始動ができなかったり他の電気部品などにも及ぼす影響が大きいのがわかって頂けたでしょうか?
充電機能を持つことで頻繁にバッテリー交換は行わなくて良いのですが、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスなどのは専門的知識のある国家資格を持つ自動車整備士さんにみていただいたり相談してみましょう!バイク屋さんも自動車整備士の資格を持っている整備士さんが多いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました