こんにちは。Mechanic Lifeです。
今回はよく目にするパーツの一つでもあるスプロケットのお話です。
スプロケットの役割ってどのようなものだと思いますか?
スプロケットにはメンテナンスは必要?
ついているのは見るけど仕事内容がどのようなものかを見ていきましょう!
スプロケットって何?
スプロケットってどのような物なのでしょうか?
スプロケットとはバイクのエンジンからの回転をドライブチェーンを利用してリアタイヤに伝達させるためのギヤー(歯車)、のことを言います。クランクシャフトで動力を作り、クラッチを介してトランスミッションへ動力を伝達させます。
今回はトランスミッションやクラッチなどの役割は割愛させていただきます。
自転車を思い浮かべていただくと分かりやすいかと思いますが、ペダルの付け根にあるギヤーと後輪のところについているギヤーがあると思います。そのギヤーがスプロケットといい、バイクにも同じようなものが付いています。
トランスミッションのカウンターシャフトから出力された動力はドライブスプロケットに伝達されます。
ドライブシャフトからドライブチェーンへ動力伝達をして、リアホイールに装着されているリアスプロケットへ動力を伝えます。
スプロケットとはエンジンからの動力をリアタイヤに伝えるための動力を伝えるための重要な部品となります。
スプロケットの種類
スプロケットはどのような種類があるのでしょうか?
- ドライブスプロケット
- ドリブンスプロケット
ドライブスプロケット
カウンターシャフトのスプラインのところに取り付けてあるギヤーです。
取付方法は、カウンターシャフトにネジがきってありスプロケットを挟むようにナットで取り付ける方法とカウンターシャフトに通してからプレートで止める方法が一般的です。
素材は、スチールが一般的です。
ドリブンスプロケット
リアホイールにボルトやナット取り付けたり、サークリップで取り付ける事も一般的です。
素材は、スチール製やアルミ製の物もあります。
アルミの場合はカラフルにアルマイト加工がされていたり計量化になっています。
スプロケットの状態
スプロケットの状態を見ると良い状態と悪い状態がわかりますので参考までに覚えておいて下さい。
良い状態
良い状態というのは、新品の状態で歯車の形状は富士山のような形をしているようなものが良いです。
側面はドライブチェーンの形状にあったような形状になってます。
悪い状態
悪い状態になる原因はいくつか考えられますが、定期的に洗浄や注油していないと起こりやすいです。
少し手間ではありますが、定期的にドライブチェーンに付着している砂や泥やほこりなどが悪化させている原因となります。
スプロケットが磨耗したり変形したりしていると加速が鈍くなったり、ドライブチェーンがスプロケットより外れてしまいます。
スプロケットの交換時期
定期的な時期
定期点検時に磨耗や変形が見られたら交換する場合や5,000Kmなどの距離で点検するのもよいと思います。こまめなチェックがスプロケットの寿命を左右しますので、メンテナンスは必要です。
症状が出てから
交換時期は上記のような状態であれば文句なしに交換が必要です。
ドライブチェーンが伸びているときやチェーンのアジャスターが効かない時などはドライブチェーンと同時交換が望ましいです。
スプロケットが減っている状態でチェーンを交換しても直ぐにドライブチェーンを傷めてしまうだけとなります。少しでも変形が見られたら早い目に交換しましょう!
スプロケットのメンテナンス方法
スプロケットのメンテナンスはご自宅でも可能です。
ドライブチェーンに砂や泥や埃などが原因で異物がドライブチェーンとスプロケットの間に絡まることによって変形や摩耗が進みます。常にメンテナンスしていてもドライブチェーンとスプロケットの金属同士が当たるので自然に磨耗してきましう。
砂や泥や埃がスプロケットにとっても天敵となりますのでこまめに洗浄してあげるとよいです。
湿気にも弱いので濡れていたりした場合はウエスなどで綺麗に拭いてあげるとよいです。
点検をしているときに自分のバイクのドライブチェーンの弛みを見て適正にすることでスプロケットの寿命が延びます。
整備士さんがよく”日々メンテナンス”というのはこういう事も含まれてます。
御自身でなかなか行いにくい場合はバイクを洗車する時に見ると良いかと思います。
まとめ
スプロケットも消耗品です。定期的に点検することで楽しいバイクライフを送れます。
スプロケットが磨耗していると加速時に鈍くなったりドライブチェーンがスプロケットから外れてしまいます。
スプロケット付近の部品にも影響を与える事もありますので定期的に点検しましょう!
スプロケットの状態を知っていれば御自身で点検ができるのでチャレンジしてみるのも良いです。
みんな最初は出来なくて当たり前ですので何回かしているうちにわかってきます。
交換は工具や技術を伴う場合があるのでショップに依頼するのが良いです。
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