キャブレターの基本や種類について

こんにちは。Mechanic Lifeです、
今回はバイクのキャブレターについて色々質問がありましたなでお話しできたらとおもいます。

基本的なことから説明させて頂きます。

キャブレターとはなに？

キャブレターとは何？

キャブレターは現在のバイクの新車では殆どなくなりましたので、新車では見ることは無くなりましたが、以前はキャブレターが主流だった時代がありました。

キャブレターとは気化装置のことを言います。
気化装置と言われても何のことかわからないですよね？
バイクのエンジンを掛けるためには、混合気（ガソリンと空気）･圧縮･火花が必要です。
キャブレターの仕事は、ガソリンタンクからのガソリンと空気を混ぜ合わせた混合気を生成してエンジンに燃料を送り込む装置です。
エンジンに燃料を送り込むときにそのままの液体では燃えにくいので、霧状にして送り込んでいます。

キャブレターの役割って！

先ほども言いましたが、キャブレターの役割はエンジンに燃料を霧状にして送り込むのが主な仕事です。
混合気体中の空気と燃料が、過不足なく反応するときの空燃比を理論空燃比といい、バイクの理想的な空燃比は1：14.7と言われております。
重量比率で空気14.7の場合にガソリンが1で反応させることを言います。
理論空燃比は、キャブセッティングのときやメンテナンスや点検でも使用するので、キャブレターを扱うには非常に重要な数値となります。
今はまだ、“そのようなものがあるんだなぁ”くらいで良いと思いますが、基本となるので忘れたらここへ戻ってこれるようにしておきましょう！

キャブレターって種類あるの?

キャブレターにはどんな種類があるのか
下記の様な物が代表的なキャブレターとなります。

キャブレターの型式

強制開閉式

アクセルワイヤーを引くとキャブレターの真ん中にあるスロットルバルブ(バルブ)が強制的に開閉するキャブレターのことをいいます。

負圧式またはダイヤフラム式

負圧式の場合は、アクセルワイヤーを引いてもスロットルバルブは強制的には動きません。
アクセルワイヤーを動作させるとエンジン側にあるスロットル弁が動きます。
スロットルバルブはエンジンが掛かってない状態ではうごきません。
エンジンが掛かかると、負圧(マイナスの圧力)が発生するのでそれを利用して動かします。

キャブレターのスロットルバルブのカタチ

丸型

スタンだーとなキャブレターとして使用されており、スロットルバルブのカタチが円柱状になっているキャブレターのことです。

フラット型

競技用車両やチューニングエンジン車輛などに使用することが多く、スロットルバルブの形が四角柱なキャブレターです。

キャブレターの数

シングルタイプ :
単気筒エンジンに使用することが多く、文字通りキャブレターが一つだけのタイプです。

ツインタイプ :
2気筒以上のエンジンに使用することが多く並列になっていることが多いです。

マルチタイプ :
直列4気筒のエンジンに使用します。

キャブレターはオーナーでメンテナンスできるのか！

キャブレターは自分でもメンテナンスできます。
分解するには、小さい部品が多いのでなくさないようにすることが大切です。
複数気筒ある場合は、それぞれキャブレター事に混ざらないように分けておくことが重要です。

初めてキャブレターを分解する場合は、不安などがあるかも知れませんが、サービスマニュアルなどを参考にするとわかりやすいと思います。

キャブレターのメンテナンスに必要な物とは！

適切な工具

キャブレターは精密は装置ですので、メンテナンスするときは適切な工具を使用するようにしましょう!
ドライバーや各種レンチは、各ネジの頭(工具を宛がう部分)が削れていたり変形しているものは使用をしないでください。
ネジの頭を潰したりするとネジを緩めたり閉めたりが出来なくなるからです。

キャブレター専用の工具を用意するのもありかと思います。
工具メーカーは、信頼できるメーカーで良いと思います。

個人的には、Snap-onやKTC等がおすすめです。

基本的な知識

現在では、インターネットにいろいろな情報がありますが、一番信頼を置けるのは、メーカーが出しているサービスマニュアルとなりす。

まとめ

• キャブレターとは何か？
• どの様な種類があるのか？
• メンテナンスはおーなーでもできるのか？

等を見てきました。
自信がない場合は、バイクショップなどのプロに任せるのも一つの方法ですが、ご自身のバイクであれば一度挑戦してみるのも良いかと思います。

キャブレターとは、気化装置でありガソリンタンクから送られてきたガソリンと空気を混ぜてエンジン内へ送り込む装置となります。

どの様な種類があるのかは、強制開閉式と負圧式及びダイヤフラム式に分かれて、スロットルバルブも丸型・フラット型があり、キャブレターの数はエンジンの気筒数により異なるということになります。

シングル→ツイン→マルチの順で難易度は上がりますが、一つ一つのキャブレターは特に難しいわけではないと思います。
一度挑戦してみては如何でしょうか？