こんにちは。Mechanic Lifeです。
今回はエンジントラブルの中で以前にお話ししていないことをお話ししていきます。
エンジンのトラブル中で、冷間時エンジン不調・バルブのカーボン噛み・フューエルポンプの故障が代表的なものですが、それ以外にも燃料の劣化やECUのトラブルや点火系のトラブルなどもあります。
ECUのトラブルは極稀ですが電気部品ということもあり起こる可能性はあります。
ご紹介する残りは下記の通りです。
- 冷間時エンジン不調
- バルブのカーボン噛み
- フューエルポンプの故障 (燃料ポンプ)
- 燃料(ガソリン)のトラブル
- ECUのトラブル
- 点火系のトラブル
燃料(ガソリン)のトラブル
半年くらいガソリンタンクの中にあるガソリンは劣化していきます。
今回はガソリンが腐ると言ったようなところまでではない燃料でお話しします。
ガソリンが劣化していくとワニスやガム質といった状態が起こりやすくなります。フューエルホース内にガソリンが劣化して塊になったものが蓄積されてきます。
その塊があるとホース内のがソリンの流れが制限されるので最低限のガソリンが流れなくなり、アイドリングが不安定になったりスロットルを開ける(回す)と息継ぎのような症状が起きたりします。
現役の整備士さんや整備士経験者さんであれば疑ってかかりますが、一般の方ではなかなか分かり難い症状です。そんな時はお近くの整備工場に診てもらうと最終的にお財布や時間も損しないので、整備士さんにお任せをお勧めします。
何故起こるのか?
では何故ガソリンが劣化するのかは、ガソリンに含まれるアルケンという名前の物質が原因で、酸素に触れることで酸化して、ギ酸や酢酸に変化してしまい、独特の刺激臭を放つようになります。
ガソリンは危険物に該当し、危険等級Ⅱ第四類危険物の第 1 石油類に分類されます。
ガソリンは無色透明で、常温常圧の状態で蒸発しやすく危険性が非常に高い。
灯油や軽油との見分けができるようにオレンジ色に着色されています。
一定の量を貯蔵したりするのには届出などが必要です。
ガソリンの成分とは、炭素と水素の化合物で出来ていおり、炭化水素(HC)の混合物です。
整備方法
古いガソリン(6ヶ月以上)はエンジンが掛かることもありますが、キャブレターやフューエルインジェクションの場合はインジェクターという噴霧する装置が詰まったりするので抜き取り交換するのが良いです。
もし詰まってしまった時はバラして洗浄するのが一番の近道です。
多少の劣化の場合はケミカルで解消されることがあります。
上記のようなフューエルワンやフューエルツーなどの添加剤が有効です。
少しのワニスやガム質ならこのフューエルワンやフューエルツーなどの添加剤で解消されます。
それで解消されると吸気系のオーバーホールなどの高価な修理を行わなくて済むのでお財布にも優しいです。
まずは各部のガソリンの状態を見分ける事が重要です。
対策方法
寒い時期や長期間乗らない時は、ガソリンタンクや吸気系部品やフューエルホースなどにガソリンを抜いておくことが大切です。
少し手間がかかったりガソリンの廃棄ができない事がありますが、そのような時は整備工場やバイクショップに持っていき整備士さんに行ってもらうと良いです。
ECUのトラブル
基本的にECUが壊れると電源が入らなかったり各パーツに信号が送れなくなるのでエンジンが掛からなくなることが多いです。
FI搭載の車両については、メーターパネルなどにエラーランプが点滅でつきます。
遅い点滅が何回、早い点滅が何回と、点滅の回数でおよそのエラー箇所がわかります。
ECUの断線などの場合はECUの交換が必要になります。
点火系のトラブル
点火系は、エンジンの掛かる3要素のうちの一つで火花になります。
勿論、火花が飛んでいないとエンジンは掛かりません。
火花を飛ばすための部品が点火プラグで、プラグに電気を流すのがプラグキャップとなります。
どちらも消耗部品ですので定期的な交換が必要です。
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