ホイールベアリング

足回り関連

こんにちは。Mechanic Lifeです。
今回は足回りで意外と交換したりメンテナンスをしないホイールベアリングについてです。
ホイールベアリングって知ってますか?
ホイールベアリングとはどんな役目があるのかなどみていきます。

ホイールベアリングとは

ホイールベアリングとは、ホイール中心部に組み込まれているベアリングのことをいいます。
ホイールベアリングにはシールが付いているものと、シールがついていないものに分けられます。
ホイールの両端に装着されておりアクスルシャフトを保持して滑らかに回転させるのが目的です。

走行距離なら10,000~15,000㌔辺りを目安にすると良いかと思います。

フロントホイールベアリング

ホイールの回転が滑らかになるため燃費が良くなったりします。

ホイールベアリングの役割とは

ホイールの中心部にアクスルシャフトという車輪を取り付けるためのシャフトがあります。
ホイールの外側には、フロントであればフロントフォーク、リアではスイングアームがあり、アクスルシャフトはその部品とホイールを取り付ける仕事をしています。
フロントフォークやスイングアームのホイールは内側にありホイールベアリングはそこにいます。

ホイールベアリング有り場合

ホイールベアリングがあることでアクスルシャフトの支持が出来ることもあり、シャフトのブレなどを無くしたり、回転を滑らかにして直進性向上やハンドルのブレも無くします。
滑らかに転がる分バイクを押しても軽いし、燃費も向上します。

ホイールベアリング無い場合

ホイールベアリングが無かったら、カラーなどを使用した場合、シャフトが暴れて支持されてないのでカラーやフロントフォークやスイングアームの取り付け穴が削られて変形していき綺麗な回転が出来なくなり真っ直ぐ走れないこともありますが乗ってられないくらいの振動になると思います。

ホイールベアリングが破損すると

ホイールベアリング破損

ホイールベアリングが破損するとタイヤやホイールを回したときにホイールが左右に振れたり、重たかったりします。

主な原因

主な原因は、湿気や埃などによる事が多いです。

湿気や埃が付着してしまうのを防ぐのは難しいですが、メンテナンスにより進行を遅らせたり、交換することで万一の事故を防ぐ事ができます。
タイヤ交換や定期点検時には必ず確認する項目ですので、車検対象外のミニバイク(49cc)から軽二輪(249cc)までのバイクは見落としがちですので注意が必要です。

重症

フロントの場合はハンドルを持ってブレーキを掛けてフロントフォークを動かすと、”ガタガタ”と動きます。
ステム系が緩んでいるように思うのですが、ホイールベアリングが破損しているとタイヤを浮かせて前後左右に動かしてみると”ガタガタ”と揺れます。
浮かさずに両足でタイヤを挟んでハンドルを左右に振ってもわかる場合があります。

ホイールベアリングを動かしてみると、”ゴリゴリ感”があったり、中のボール部分などがサビで覆われている事があります。
ホイールベアリングの内輪(内側の輪)が動いてしまう場合は、かなり重傷です。

この状態ですと、いつベアリングが破壊されても可笑しく無い状態ですので緊急交換をお勧めします。
バイクを押していても重い感じでひどい場合はタイヤが触れているように見えます。

軽症

ホイールベアリング自体は触れないですが、”ゴリゴリ感”は酷くは無いですが気になる状態やホイールのあたりから異音がする事があります。
重症では無いので、タイヤ交換する際に交換する感じで大丈夫かと思います。
重症とは違い外観からでは判断しにくいですが、バイクを押した際に違和感を感じる時があります。

まとめ

ホイールベアリングを交換するとホイール(タイヤ)が滑らかに回転すると共に燃費もよくなります。
ホイールベアリングが破損するとホイール(タイヤ)が振れたり、真っ直ぐ走らなくなり、バイクを押しても抵抗が出来て重く感じることがえります。
ホイールベアリング内が錆が酷かったり、内輪が手で触って動く時は症状的には重症となり、いつベアリングが砕けても可笑しくない状態です。

交換時期は迷うかも知れないですが、早い目に交換して損はないといえます。
異変や異音がしたらお近くのバイクショップの整備士さんに相談して下さい。

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